茨城県・土浦市。

市域の東にそびえるは、もはや海級。東日本NO1の広さを誇る湖・霞ヶ浦。
市域の西にそびえるは、小野小町も超絶賛。北関東の名峰・筑波山。
霞ヶ浦と桜川とが織りなす風光明媚で肥沃なデルタ地帯がその前身。それゆえに古来より交通の要害として発展、歴史と文化が調和し、行き着いた先がレンコン生産日本一という渋すぎる功績を挙げる、茨城県南部の中心地。
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 (土浦城址=亀城公園。桜の美しさに目がくらむ)

今回はその土浦市・亀城公園のそば、少し変わったスタイルで子供の懐事情にも考慮してくれている駄菓子屋「まるぜん商店」を御紹介します。

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 (「まるぜん商店」の看板が中央に聳え立つ!貫禄)

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(駄菓子とゲームが置かれた、かなり広い店内)

元々は20台以上のゲーム機を置く駄菓子屋ゲーセンだった「まるぜん商店」。
近隣の駄菓子屋等にリースしていたゲーム機を入れれば、最盛期は50台以上あったと言います。
すごいことですよね!
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 (今でも5台が絶賛稼働中。昔は筆者もゲーム三昧だったなぁ・・)

現在も5台のゲーム機が現役で活動。
しかしそれが「まるぜん商店」の醍醐味ではありません。

では、その醍醐味とは何なのでしょうか?
答えは↓。おじちゃんのすぐ後ろにある、個人名入り(~君など)のイカ系駄菓子のケース。
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 (計40ケースはあろうか?名前入りとは驚き!)

「このケースの中には、もう支払い済み(買ったってこと)の駄菓子が入っています。名前はその子の名前。お小遣いもらったら先に買ってボトルキープ(笑)してますね」とおじちゃん。

これは面白い!
まるぜんスタイルのクオリティの高さに思わず唖然としてしまいました。

「先買いシステムにすれば、お金もってない日でも気軽に来れるしね。でも他人のボトルに手をつけない様に細心の注意を払ってますし、何より賞味期限には気を付けてます」と模範解答をいただきました。
(子供達の名前を憶えてないとできない事ですよね)
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 (冬場の貴重なストーブ。イカ系駄菓子を温めて食べることも可)

「大人の駄菓子屋」と銘打った居酒屋が最近増えているのは周知のとおり。
社交場という意味では、駄菓子屋の延長線上に居酒屋(カウンターのあるね)があると筆者も思いますし、別段に不思議なことではありません。

逆に目線を子供目線に変えれば、「まるぜん商店」はじめ全国の駄菓子屋は「子供の居酒屋」と言えるのかもしれませんね!

ノンアルコールの駄菓子ボトルをキープでき、子供達に居酒屋を気分を一足先に味わさせてくれる「まるぜん商店」。

常陸の国には面白いスタイルの駄菓子屋、「まるぜん商店」のおじちゃん、ありがとうございました!

「まるぜん商店」アクセス。
JR常磐線「土浦駅」徒歩15分
常磐自動車道「桜土浦IC」「土浦北IC」下車 車20分
茨城県土浦市大手町13-22